URAWA KEIBA

久しぶりのブログ更新。

2025年2月24日、埼玉県の南浦和駅に降り立った。

駅前には目もくれず、すぐに送迎バスに乗車。

5分ほどで到着したのはここ、浦和競馬場。

地方競馬だが場末感はなく、とても綺麗な競馬場だ。

目的はこの週に行われていた、ウマ娘とのコラボイベントの参加である。

大型ビジョンに映るウマ娘たちが、これから始まる競馬やその他イベントへの期待を膨らませる。

来場特典のアクリルキーホルダーをもらうための長蛇の列。寒空の下、午前中からキーホルダーのために並ぶとは皆物好きである。私はといえば、物好きな人間のひとりなので当然並んで手に入れた。

キーホルダーを入手後、コラボカフェに行ったらなんと早い時間帯の整理券はすでになくなっていて、16:30からの入場となってしまった。自分が好きなコンテンツが人気があるということは大いに喜ばしいことなのだが、この時11時30分頃。まだ5時間もあるわけで、その時までお目当ての商品が残っているのか一抹の不安がよぎる。

続いて、馬券を購入。

私は競馬にはあまり詳しくなく、ましてや地方競馬ともなれば知識はゼロに等しい。そのため、血統を見て買うことにした。

どのように血統を見るかといえば、ウマ娘に登場する馬の血を引いているかどうかである。ウマ娘の実馬の血を引く馬たちを組み合わせて買ったりした。

正直なところ、当たっても外れても私にとってはどちらでもよかった。3連複などで買えば、当たればそれなりのオッズになるだろうし、外れてもウマ娘のコラボレース名が印字された馬券が記念として残る。言ってみればリスクゼロのギャンブル。いや、それはもはやギャンブルではない! 100%得をする接待レースなのだ!

ちょうどお昼時なので昼食をとることにした。

場内にはキッチンカーなんかも出ていて、今どきのオシャレな食べ物も売られているが、このような昔ながらの定番メニューも売っている。こういうお店の方が地方競馬の雰囲気を味わえると思ったので、ここでうどんをいただいた。

食堂のある建物から外を見ると、「URAWA KEIBA」の文字が目に留まった。ここは現実世界に存在するURA(Uma-musume Racing Association)なのだと気が付き、自分のおバカな妄想だという自覚を持ちつつも少し嬉しくなった。

現地で観る競馬はやはり迫力がある。

駆け抜けていく馬たちのドコッドコッという足音、舞い上がる砂ぼこり、沸き起こる悲喜こもごもの歓声。

この日は風の強い、大変寒い日であったが、そんな寒さも忘れされてしまうほどの熱いレースがいくつも展開された。

ウマ娘コラボ期間中は壁にウマ娘が描かれていたり、パネルが展示されていたりするのでレースの合間に撮影したりして時間が潰せる。

誘導馬を見ることもレースの合間の楽しみ。

ところで気になったのは、競馬場で働いてる女性はなんだか綺麗な人が多かった。馬ではなく女性に会いたくて来ている客もいるのではなかろうか……。というか、確実にいそうである。

楽しみ方は人それぞれ。迷惑をかけたりしなければどんな理由で来てもいい。

パドックを周回する馬。

わかる人には筋肉の張りや毛艶、表情などでその日の馬の調子がわかるのだとか。

しかし、馬の目というのは愁いを帯びたなんとも優しい目をしている。

レースではなく馬を見に来ている感じの人たちもいたが、馬を愛でるその気持ちもよくわかる。馬というのは時に可愛く、時に勇ましくかっこいいとても絵になる動物である。

整理券に書かれた時間になったので、特典コースター付き、一杯750円のドリンクをふたつ購入した。普段であればドリンク一杯に750円は絶対に出さないが、ここはディズニー好きにとってのディズニーランド、サンリオ好きにとってのサンリオピューロランドのような場所だ。ウマ娘好きは喜んで750円を払うのである。

ちなみに一杯は、ウマ娘に興味もないのに来てくれた友人に感謝を込めておごったものだ。決してコースターが欲しかったわけではない。コースターは私がもらいはしたが。

たくさんの馬たちが駆け抜け、熱戦の跡が刻まれた砂。

その凹凸に、多くの人々や馬たちの想いの残り香が漂ってくる。

とても寒いながらも楽しい一日であった。また各地の競馬場に足を運んで、それぞれの競馬場の空気や人々の熱を感じにいきたいと思った。

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