こんにちは。
二階堂CMガチ勢のはせをです。
今回は前回の続き、ランキングの5位から1位を紹介します!
二階堂のCMはどの作品も素晴らしいのですが、その中でも上位ともなるともはや国宝級の魅力を放っているのでぜひ最後まで見ていただきたいと思います。
それでは5位から発表です。
第5位 1999年「旅人の車窓」篇
BGMの入りが少しドラクエ7の曲に似ているなと感じているところに「生まれたばかりの風」という聞き慣れない言葉が飛び込んでくる。聞き慣れないが、風が生まれる……想像してみると車窓の外の風景が少しリアル感を持って脳裏に浮かんできた。
「旅人のほろ苦い後悔は、やがて美味しい溜め息に解きほぐされていく。」
未熟者の私は後悔はできるだけしたくないものと否定的なイメージを持っていて、過去の後悔を思い出してはその時の苦々しい気持ちを反芻してしまうことさえある。
私もいつか後悔を美味しく味わえるような人間になれるだろうか
第4位 2011年「黄昏の想い出」篇
あの頃の自分に出会えたらかけたい言葉は山ほどある。
同時に、未来の自分は現在の自分にどんなことを伝えたいだろうか。
そんなことを考えながらまた前へと進んで行く。
CM中の切なさの中にも希望を感じさせるBGMが耳に余韻を残す。
第3位 1996年「シネマグラス」篇
映像的には最も好きなCM
田舎町の映画館、夕暮れ時の通り、畳の上に散らばる古い映画のチラシと二階堂
とてもノスタルジックな雰囲気が憂愁な気分を誘う
最後は映写機の光を寂しげに照り返す氷、グラスに映る映画
これはもはや映像芸術である
第2位 2008年「消えた足跡」篇
私はいつも近道を選びたがる
急がば回れという言葉は知っていても、忍耐の無さからつい近道を選び、結果的に遠回りとなる
次こそは着実な道を選ぼうと誓っても、失敗した焦りからその誓いは簡単に忘れ去られ、近道を選んだつもりがまた遠回りをする
「一生に何回 後悔できるだろう。」
そんな自分は逆説的だがこの言葉に希望を与えられた気がする
誰しも何かしら過去に思い残したことがあるのではないだろうか。二階堂のCMにはそんな過去の切ない記憶を否定的に捉えず、それも人生に味を与える大事な一部分だと気づかせてくれるものが多い。だから多くの人の心に響くのだろうと思う。
第1位 2010年「空に憧れた日々」篇
ナレーションからは夢に満ちた若き頃と必ずしも思い描いた通りとはならなかった現在、映像からは別れを想起させる。
気がつけばあの頃から長い時が経った。
「僕の一日が、僕の一生が、空っぽでありませんように…」
この言葉を聞くと、今この時を大事にしようと思わせてくれる。
以上が二階堂CMランキングTOP10でした。
あなたの好きなCM入っていたでしょうか?
二階堂CMは詩的で一見しただけでは漠然とした理解しかできないものも多いですね。焼酎にいろいろな飲み方があるように、このCMも人それぞれ好みの方法で意味を飲みこんでいけばいいのではないでしょうか。人によって別の意味を感じとれる深い味わいも魅力だと思います。
二階堂CMは現在までに41製作されており、今回紹介できたのはたったの4分の1。他にもまだまだ魅力的なものがたくさんありますので、是非探してみてください!
コメント
コメント一覧 (2件)
はせをさん
初めまして、かっちゃん(井澤)です。
二階堂CMについての記事をまことにありがとうございます。当方、二階堂CMのファンサイトをやってます、よろしければご笑覧ください。
あと、今年6/1(土)に、二階堂CMの制作過程を追ったドキュメンタリー映画が1日限りで公開されますので、よろしければいらっしゃいませんか⁈ 福岡県八女市にて13:00開演予定、私ほか二階堂CMのファンたちが多く参加予定。二階堂CMを制作されている総監督、清水和郎さんと直接お話しできますよ‼︎☆
かっちゃん(井澤克俊)
mail : zhuangzhou@nifty.com
site :http://nikaidoucm.com/
youtube : https://www.youtube.com/@nikaidou_cm_fan_club9952
かっちゃんさん
初めまして!はせをと申します。
コメントありがとうございます!
そして返信が大変遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。
ブログの更新をしばらく怠っていたため、コメントに気付くのが遅れてしまいました。
二階堂CMファンサイト実は存じ上げておりまして、私の大好きなCMをこのように世に広める活動をしている方々がいることに感動したと同時に、ドキュメンタリーもとても気になっていました。
次回以降、もし予定が合えば是非見に行ってみたいです!
そして、かっちゃんさんやファンの方々、総監督さんに会える日を楽しみにしています。